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有村架純の声優初挑戦作品!映画「思い出のマーニー」ネタバレ感想

有村架純の声優初挑戦作品!映画「思い出のマーニー」ネタバレ感想 

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公開日:2014年7月19日

監督:米林宏昌

監督のその他の作品:「借りぐらしのアリエッティ

映像:★★★★

世界観:★★★★

物語:★★★

 

 

 

 

次回の朝ドラにも出演が決定している「有村架純」さんが

声優を務める事でも話題になったジブリ映画です。

また、声優陣は「松島菜々子」「寺島進」「黒木瞳」といった

大物芸能人でがっちがちに固められています。

映画の吹き替えに声優ではない芸能人を使う事はもはや慣例です。

今回も「アナタノコトガダイスキ(棒)」みたいな

聞くに堪えないセリフのオンパレードなのでしょうか…。

しかし、今回は訳が違うらしいです。なんと今回声優陣は

ガチのオーディションで決まったとか…。

早速お話から紹介していきましょう。

 

 

“あらすじ

幼い頃に両親を亡くした杏奈は養母頼子に育てられていた。

頼子ともうまくはいかず両親を亡くした事に言葉では

言い表せないわだかまりを感じていた

そんな日々の中、杏奈は喘息を患った事をきっかけに

親戚の大岩夫妻が暮らす田舎町にて

夏休みの間療養をする事となる。

 

大岩夫妻の家の近くの入り江には

「湿っ地屋敷」と呼ばれている古びた屋敷があった。

長年空き家であったが、杏奈は既視感の様な物を感じる。

とある事がきっかけで、夜、屋敷に入ることとなった杏奈。

そこで金髪の同年代の少女「マーニー」と出会う。

マーニーはブロンドの長い髪、ネグリジェ姿であった。

月明かりに照らされた神秘的な容姿、

不思議な魅力を感じた杏奈はすぐにマーニーと仲良くなった。

 

杏奈は夜が明けて再び湿っ地屋敷を訪れたが

先日とは大きく違い、人が住んだ形跡はなく、

当然、マーニーもいなかった。

そんな中、湿っ地屋敷に新しい住人が越してくる。

杏奈は屋敷の住人の娘である彩香と出会う。

彩香は屋敷に残されていたマーニーの日記を読んでおり、

マーニーの存在を知っていた。

杏奈はマーニーが実在する人物だと確信したが、

マーニーの日記は50年も前の日付であった。

 

湿っ地地屋敷の絵を毎日書いている初老の女性久子は

マーニーと幼馴染であった。

マーニーはその昔、杏奈と同じように両親の愛を

受けることが出来ず日々を過ごしていた。

やがてマーニーは結婚し湿っ地屋敷を出ていき

絵美里という娘を産むが、すぐに夫が病死ししてしまう。

病弱だった事に加え、夫の死で精神を病んでしまった

マーニーは子育てができず、なくなく絵美里を寄宿舎に

預けることにする。絵美里が寄宿舎を出る頃には

マーニーと深い溝が出来てしまっていた。

絵美里は家を飛び出しすぐ結婚し子供を産むが、

子供を残して交通事故で夫と共に死んでしまう。

その残された子供こそが杏奈であった。

マーニーは残された杏奈の子育てをする事となる。

その時にマーニーは杏奈に自身の昔話、

湿っ地屋敷の出来事などを話していた為

杏奈は初めて見る湿っ地屋敷に既視感を感じたり、

昔話を思い出すように、昔のマーニーの姿を

幻覚して見ていたのであった。やがてマーニーは

病死してしまい、杏奈は児童保護施設を経て

現在の養母、頼子に引き取られる。

杏奈は久子の話を聞いて、幼少時代の自身の記憶を

鮮明に思い出す。

杏奈は祖母であるマーニーに愛されていた事、

養母である頼子のも愛されていると分かった杏奈は

心を満たされて祖母の地元を後にするのであった。

 

感想

うーん!ややこしい!難解でした!

鼻水たらしながらぼけーって見てたら多分

「で?」ってなる内容です。

この映画を見る時は、「よっし!映画見るぞ!

心理描写ガー、セリフ表現ガー、伏線ガー」って

感じの勢いで見るとかなり面白いと思います。

実際、杏奈の心理描写は本当に繊細です。

まさに思春期ギザギザガラスハートっていう感じです。

自分だけ周りと違って普通ではない、異質だ。

自分が嫌いだ!私に近づくんじゃねえって

感じで周りを拒絶します。自分の境遇を受け入れられない

思春期に誰もが経験している気持ちではないでしょうか。

その分、感情移入もしやすいですよね。

映画に引き込まれます。

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上記画像:杏奈 あまりかわいくない

 

マーニーの登場も印象的でした。

夜、金髪、少女、月明かり

もうこれだけ揃えば「ザ・ファンタスティック」

ですよね。杏奈が見とれてしまうのも訳ないです。

私もマーニーに引き込まれてしまいました。

翌日にはいなくなってるしミステリアス。

杏奈があまり可愛くなかったので

マーニーの虜になりましたね。

その後は恥ずかしながらずっとマーニーの事を

追っかけていました。

有村架純さんの声も不自然には感じませんでした。

割とあっているのでは無いでしょうか。

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上記画像:マーニー 可愛いは大正義

 

 

杏奈とマーニー、似て非なる二人のやりとりは

深くて浅いです。聞き流してしまう様なセリフにも

重みがあります。思春期の女の子2人の会話ですから

子供じみた話から、大人じみた話まで。

 

途中からマーニーの真相が徐々に明らかになって

マーニーって杏奈のおばあちゃんなのね~ってなります。

しかしそこに行きつくまでに話にメリハリがなくて

だらだら~って感じで、集中力が途切れていた私は

感動は少し薄れてしまいました。

話に緩急が無いとね…劇中から劇場に戻されてしまいます。

 

 

今回のテーマは「許し」らしいのですが…

果たして何%の人が初見で感じ取れたのか…

 

ジブリと言えば大人も子供も楽しめる家族で見るのに

うってつけの映画って感じです。

しかし本作はとにかく難しい。

それゆえ、家族連れには受けない内容ですね。

現在でもそうですが、ジブリ作品は人を選ぶ作品が

多くなってきました。芸術みたいな感じです。

マーニーが可愛い、それだけはいえます

 

 

 

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