映画「劇場版 マジンガーZ INFINITY」感想ネタバレ 一生涯語り継がれる!まるで神か悪魔か名作か!
映画「劇場版 マジンガーZ INFINITY」感想ネタバレ 日本を代表する永井豪!45年ぶりに復活!超凄い。
はじめに
遂に45年ぶりに東映アニメーション「マジンガーZ」の復活!昨日公開日に劇場に観に行ってきました。個人的にはマジンガー世代ではない為、リアルタイムでTV放送を観たことはないが、はじめてマジンガーZと出会ったのは「スーパーロボット大戦α」でした。当時はリメイク版のプレイステーション1で黒いディスクだったのを覚えています。そこでマジンガーZだけではなくゲッターロボやコンバトラーV、ダンクーガにダンバインなど様々なスーパーロボットのストーリーや主題歌を掻い摘み、現代の40~50代の大人たちが当時TVで観ていたのとは違う感覚で、記憶に残っているロボットアニメの一つです。おかげさまで今ではスーパーロボット、特撮、アニメに関してはオタクと呼べるレベルです。ではそんな感じでレビューを書いていく前に、「はじめに」というだけあってはじめにお伝えしておきます。先日のよみうり大手町ホールにて行われた「水木一郎50thバースデーライブ」に参加(下記写真あり)するほどのアニキファンでもあり、昨年の第一生命ホールの「水木一郎45th」にも参加し、その他にも昨年のZeppTokyoにて行われた「スーパーヒーロー魂2017」などこれまでの映画とはまた別ジャンルとして特撮ブログを開設しようか考えるほど隠れオタクがこれからマジンガーZの映画レビューに迫ります。あらすじへどうぞ。
※以下、ネタバレ含みます。
あらすじ
永井豪が1972年に「週刊少年ジャンプ」で連載した漫画を原作に、巨大ロボットにパイロットが乗り込んで戦うという搭乗型巨大ロボットの元祖となったアニメ「マジンガーZ」を、30年以上の時を経て劇場アニメ化。72~74年に放送されたテレビアニメから10年後の世界を舞台に、主人公・兜甲児とマジンガーZの新たな戦いを描く。かつてスーパーロボットのマジンガーZを操り、悪の科学者Dr.ヘル率いる地下帝国の野望から人類を救った兜甲児は、あれから10年がたち、いまは祖父や父のように科学者の道を歩み始めていた。そんな折、富士山の地中深くに謎の巨大構造物と生命反応が確認され、時を同じくして機械獣やDr.ヘルが再び姿を現す。声優は、兜甲児役に森久保祥太郎、弓さやか役に茅野愛衣、劇場版オリジナルキャラクターのリサ役に上坂すみれ。また、テレビアニメ版で兜甲児と弓さやかを演じた石丸博也、松島みのりも出演。主題歌もテレビアニメ版の水木一郎が再登板した。
公開前まとめ記事はこちら
登場人物(キャスト)の紹介
兜甲児/森久保祥太郎
主人公の兜甲児、地球の平和を守った伝説のパイロット。かつて世界征服を目論む悪の天才科学者Dr.ヘルによって滅亡の危機に瀕した人類。しかし“ 鉄 くろがね の城”と呼ばれたスーパーロボットマジンガーZを操る兜甲児とその仲間の活躍により、平和な時を取り戻していた。森久保はオーディションで兜甲児役を勝ち取ったが、「パイルダーオン!」や必殺技を叫ぶシーンは、オリジナルキャストである石丸博也が当時演じていた感じをオマージュしてほしいという指示があり、森久保は、マジンガーZに乗り込む際の決め台詞「パイルダーオン!」を叫んだ時、緊張感よりも高揚感に酔いしれたそうだ。
弓さやか/茅野愛衣
主人公の兜甲児のガールフレンド。かつては甲児と同じくパイロットとして活躍。その後、父の弦之助の意思を継ぎ新光子力研究所所長を務める。原作の作画に比べかなり大人に。年月のイメージがつかみやすい。個人的にはかなりタイプです。たまりません。おっぱいミサイ・・・
----鉄也の声が(笑)全然話入ってこないー。男男くさいのが鉄也でアニキ系なのに、まさかのエンブリヲ系(アニメ:クロスアンジュ)ww違和感ありすぎましたwwただ、兜甲児の森久保さんはさすがです!違和感を超えリスペクトの領域です。ちゃんと聞き込んだんだろうな~という印象。
気になるストーリー展開
ドクターヘル率いる地下帝国の機械獣軍団が脅かす人類の平和を守るべく、人類の平和をかけた頂上決戦が行われたそのあとに続く原作続きなストーリー設定からはじまる。
舞台は日本、人類は機械獣に襲われた後復興活動に臨み、光子力研究所の謳う「光子力」により人類は急速な再生と復興を成し遂げる。そして内閣総理大臣は光子力を世に広げた弓教授。そして国のスポンサーが娘の弓さやかが所長を務める新光子力研究所である。富士山直下の富士プラントから様々なエネルギーを蓄積し光子力に変換する事によって現代の最先端テクノロジー社会を築き上げた。
そして平和が再び訪れ、過去の戦いの跡は博物館へ、研究所は閉鎖しリニューアルし兜甲児は研究者として活動を続けるところ突如現れた巨大魔神に出会い調査を始めるところ魔神の中で隔離されていたリサと運命の出会いに。一方テキサスでは鉄也が捕らわれ行方不明になる。
物語は一変し良くないことは立て続けに起こります。巨大魔神がなぜ出現したのか追及していくうちに、膨大のエネルギーから生まれるブラックホールのような特異点が現れそこのリングの中から時空をも歪めてしまうエネルギーが発生しそのエネルギーを物質に変換し巨大魔神が出現したことがわかります。その目的はドクターヘルの好奇心からくるものです。以前とは違う独裁主義の我らのドクターヘルではありません。さすが一度死んだだけはあります。この平和な世に退屈していただけなのです。彼はこの好奇心からこの魔神を駆使し再度ブラックホールのような特異点を発生させ人類を再興しようと試み、マジンガーZ率いる人類とドクターヘル率いる機械獣軍団との最終決戦で物語は終盤へ。
----やっと訪れた平和に再び悪党が!これ劇場版の醍醐味ですね(笑)邦画アニメーションで原作を超えるというハードル、45年ぶりの期待の声、難易度が高すぎるともいえるこの作品をたったの2~3時間で綺麗に完結など、さすがに求めすぎです(笑)誰もが一度は考えたことがあるかと思います。もし昭和のレジェンドアニメが現代の技術で再生したら?どんな名作になるのか。もっと売れるはず。などそんな掻き立てられる妄想すべてを詰め込んだような作品でしたー。劇場で最新のグラフィックで「マジンゴー!」聴けただけで、感動だZ(笑)
ここが良かったゼッート!
OPの水木一郎さんが歌う最新テーマソングにシビれました。思わずマジンゴー!の後に続きGO!と掛け声しそうでした。プールが割れマジンガーの出てくるところや、海外を意識しているのか協賛スポンサーにも日産にバイオ、富士観光、どれも日本を代表をするものばかり。これまでどんなに昭和だ!(笑)と言われようがサポートを続けてきたファンとしては夢のような時間でした。欲を言うと映画のサビとなる部分で古臭くテーマを流してほしかったですが、OPでリメイク流してくれただけでも45年歌い続けているアニキへの感謝が感じ取れました。さらにはエンドロールにて、「SpecialThanks:世界中のマジンガーZのファンのみなさん」のクレジットを発見しました。ありがとうございます。
まとめ
今作には現代社会への強いメッセージを感じました。確かに1ファンとしてはシリアス要素はマジンガーZには要らないと思うし、映画「シンゴジラ」を見てかなりの賛否両論も情報としては制作チームに上がったはず。それでもこの意味深なメッセージ性を持たせたかったのは、日本代表として使命感とエゴすらも背負っているのかと察しました。そして何より一番共感できたのはドクターヘルのセリフ。決して悪党ではないのだ。昭和の特撮やアニメの主人公は基本「孤独」と戦う。敵も「さすらいと風」が基本。こういった昭和の敵と現代の敵ではまるで意味が違う。そこも含め多様性を尊重できない人類にドクターヘルから鋭いツッコミが多発していましたね、どれも間違っていないと思いました。もしかしたらあのままドクターヘルが人類を再興したほうが面白い社会が見れたかもしれない。
PS:4436文字書いたゼーーット(笑)
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