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エジソンズ・ゲームを観た映画レビュー!コロナ時代の映画館は最高だった件

エジソンズ・ゲームを観た映画レビュー!コロナ時代の映画館は最高だった件

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edisons-game.jp

エジソンズ・ゲーム』は2017年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督はアルフォンソ・ゴメス=レホン、出演はベネディクト・カンバーバッチマイケル・シャノンなど。 ウィキペディア
公開日: 2020年6月19日 (日本)

 

 
 

はじめに

すっかりご無沙汰しております・・・筆者です(笑)
軽く1年以上ブランクが空いてしまったのに、何事もなかったかのようにレビューしていきたいと思います(笑)それではどうぞ!

 

今回の映画館は・・・日本橋TOHOシネマズのレイトショーで観てきましたよ。
このコロナの時期に映画館なんてって思われるかもしれませんが、映画館なんてって思いましたよ(元ジャニーズT風で草)。

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なんとコレド日本橋のスクリーン8!迫力の大画面、プレミアシートもあり!
コロナ前はこんなカンタンに絶対に取れなかったですよね。
そして、予約しようか迷ったんですけど、女子とデートということで、ギリギリまで一緒に決めたいし、本当はホラー観て(きゃーーー♡///)みたいな妄想が捗る中、(いや、待てよ?かっちり予約決め込んでもTHE A型って感じで引く子も居るかもしれないし!!予約なしでいこ!)と思い、当日を迎える。

 

※デートレビューではありません。映画レビューです。

さて、ネタバレはここから始まるので、引き返すなら今だぞ!!

 

 

さらっとキャストに触れときます

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ベネディクト・カンバーバッチトーマス・エジソン

1976年7月19日生まれ、英ロンドン出身。名門ハーロー校時代に演劇を始め、マンチェスター大学卒業後、ロンドン音楽演劇アカデミーで研鑽を積む。2002年に俳優デビュー。TV映画「ホーキング」(04)で物理学者スティーブン・ホーキング氏を演じて高い評価を受け、TVシリーズSHERLOCK/シャーロック」(10~)でブレイク。アカデミー賞®作品賞にノミネートされた『裏切りのサーカス』(11)やスティーブン・スピルバーグ監督作『戦火の馬』(12)等、話題作に出演。以降『ホビット』3部作の2作目『竜に奪われた王国』(13)と最終章『決戦のゆくえ』(14)や、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(13)などハリウッド大作に出演。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(14)でアカデミー賞®主演男優賞に初ノミネート。その後『ドクター・ストレンジ』(16)で主演を務め、同役で以降のマーベル作品にも出演。最新作『1917 命をかけた伝令』(19)が2月14日(金)より日本公開。写真右。

 

マイケル・シャノンジョージ・ウェスティングハウス

1974年8月7日生まれ、米ケンタッキー州レキシントン出身。舞台俳優としてキャリアをスタート。『恋はデジャ・ブ』(93)で映画デビューし、『バニラ・スカイ』(01)や『8 Mile』(02)、『バッドボーイズ2バッド』(03)等の話題作に出演。『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』(08)でアカデミー賞®助演男優賞に初ノミネートされた。ジェフ・ニコルズ監督作には欠かせない存在で、中でも『テイク・シェルター』(11)では異常気象に襲われる悪夢にとりつかれた主人公を怪演。『マン・オブ・スティール』(13)で悪役ゾッド将軍役に起用され、続編『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16)にも出演。トム・フォード監督作『ノクターナル・アニマルズ』(16)で2度目のアカデミー賞®助演男優賞候補になる。最新作『ナイブス・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(19)が1月31日(金)日本公開。写真左。

 

公式ホームページより

 

---エジソンってやっぱりあのエジソンだよね?

--そうそう。あの発明家エジソン!でもエジソンは何を作ったの?って言われたら、えーーっと、電球?くらいの予備知識というかもはや義務教育スレスレラインの発明家・偉人、、、程度の知識で入ったねw

 

 

どんなストーリーなの?

アメリカ初の電力送電システムを巡る歴史的なビジネスバトルが映画化!
〈頭脳で世界のトップに立つ世紀の発明王トーマス・エジソンと、〈戦略で支配を広げるカリスマ実業家〉ウェスティングハウスが繰り広げる〈電流戦争〉!

"直流"か“交流”か。今の電気の原点を決めることになったこの壮絶な闘いがあったからこそ、現代の私たちは日常の照明や電化製品、コンピューターや人工知能の恩恵を受けた、豊かな暮らしを送ることが出来るのだ。

莫大な金が動く特許の争奪戦に、名誉をかけた裁判。その影で横行するスキャンダラスなネガティブキャンペーンと裏取引──超一流の天才たちによる、息もつかせぬ本気の闘いの全貌が今、明かされる!

 

公式ホームページより引用(リンクは当ブログ上部にあり)

 

---要は、あのエジソンと電気の方式を巡ってビジネスバトルをするってこと?

すみません、女子と映画デートで。。。しかも初めてのデートの子とだったので、正直覚えてないですwww

ぶっちゃけ途中寝た。(レビューやめろ)


気を取り直して・・・

日本タイトルは「エジソンズ・ゲーム」なんだけど、海外タイトルは「THE CURRENT WAR」直訳すると、”電流戦争”になるんだよね。
電流戦争をエジソンズ・ゲームにするって日本らしいなー。って思って。
恐らく、電流戦争とか言われると、日本人って”戦争、血、宗教、政治”がタブー気質なとこあるから、B級低予算系?って思われるよりは、もっと、、偉人のノンフィクションドキュメンタリー系みたいな、緊張の108分みたいな?

 

 見所やポイントは?

やっぱりキャストの主人公がエニグマの人で今回も頭脳戦!インテリ!だけどドンと構えてる!”コンピュータ作った人”(映画イミテーションゲーム)を演じた次は、”電球やエレベーターを作った人”、言わば今回も発明家の偉人な訳で。

 

さすがのストイックさみたいな、頭の良さというか、表現力がすごいな!という魅せられる演技力かな。そこに緊迫感を醸し出し響き渡るサントラに脈拍が上がる!!

 

そして、何より食らったのは、、そもそも電気の方式を巡るバトルの背景に、囚人処刑の方法論(方式)というのがあって。

それは何かというと、囚人、殺人犯などであったとしても、斬首刑や射殺などは、人としての慈悲に欠ける。人としての尊厳が問われるという問題が、当時から問題視される中で、当時まだ名前すらもない、電流死、電気ショック系の名称もない処刑法であれば、脳から指令が伝わる前に処刑を遂行できるかもしれない。という仮説検証を繰り返し、慈悲深い最期を迎え、死刑を遂行する者、傍観する者、それらに関わるすべての人が安らかに見届けられるのではないか。その発明者になるべきだ。という話だ。

 

その処刑の電流の電圧が分からず、直流なのか交流なのか?

その方式次第では、街の外灯に触れた時、感電死する恐れがある!

動物実験エビデンスがある!など両者1歩も引かない。いや、引けないのだ。

この2つの直流と交流の方式を巡り、エジソンウェスティングハウスがバトルをする展開に!

 

これらの論争があり、コンペが行われ、現代に安全な電気が文明として築かれエジソンの名が世に残る現代において、人類に光を灯しただけでも凄いのに。

この映画の魅力は、光を灯す感動は超えた後の、方式についての論争にある。

そして処刑方式と慈悲、発明家として誇りやプライド、ビジネスマンとしての名誉や富、人の想いと化学を掛け合わせた理論と論理の戦争でもある。

 

感想は?

感度・角度が素晴らしすぎる作品だ。映画というカテゴリで見ると上映時間が短い。そして異様に作り込まれたフィクションと違い、無駄な要素が何一つない。全てが合理的進んでいく。巨匠マーティン・スコセッシ監督が製作総指揮に参画しているのにも関わらず、短時間に凝縮した作品となっている。マーティン・スコセッシ監督といえば誰もが長編映画を連想するだろう。(今回は製作総指揮だけど)

最近ではアニメのドクターストーン集英社週刊少年誌ジャンプの漫画原作)で、電球を作るシーンですら感動したのに、その後の方式にフォーカスした話となると、映画でしか伝えることができないだろう。


エジソンが録音機、エレベーター、映画を発明するに至ったのも、すべては愛する妻のためだ。妻が病気になり喋れなくなる。だから録音機を作ろう。もっと病が進行すれば、動けなくなる。だから昇降機を作ろう。妻の動いてる姿を残そう。その妻を愛する想いから、こうして映画は生まれた。


この”映画”を生んだ親が、トーマス・A・エジソンであり、この発明家エジソンも映画で後世に語り継がれる。


一人の映画好きとして、この先何年も発明家エジソンの名を忘れることはないだろう。


 

 

過去の記事はこちら

 

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